使う目的によって形状を選ぶ

一口に一人掛けソファといっても、アームの有無や脚のないタイプなど様々です。リラックスのために座ってくつろぐのが目的なのか、趣味を快適に楽しむことが目的なのかによって、最適なソファの形状が変わります。

手芸や読書、ゲームなどの趣味で座る場合はアームつきの方が疲れを軽減します。リラックスが目的なら、脚のないフロアソファーのようなものが最適です。横たわれるので、仮眠もとれます。

一人掛けソファを中心にしてインテリアを考える

部屋のスペースがあまり大きくない場合に、リビングソファではなく一人掛けソファを置くケースが多く見られます。一人掛けソファならコンパクトで済むことに加え、動かすのも容易だからです。

まずはソファを置く位置をおおまかに決め、そこを中心に家具を置くようにインテリアを考えることで、メリハリの効いた空間を作れます。

座り心地も重視するポイント

一人掛けソファも普通のリビングソファや椅子と同じように、座り心地を重視して選ぶ必要があります。特に考えたいのが、座面の部分です。

リラックス目的で長時間座ることがない場合は、ふんわりと包まれるような柔らかい羽毛素材のものが適しています。

一方で、趣味に使うなど長時間座る場合は、ウレタンなどが使われたやや硬めまたは硬めの座面のものを選ぶのがポイントです。羽毛素材だと姿勢が崩れやすくなり、疲れてしまう、あるいは腰に負担がかかってしまいかねません。

同時に使う人数で選ぶ

例えば、リビングソファといっても2人掛け、2.5人掛け、3人掛け、カウチソファ、コーナーソファと多種多様です。実際に使う際に、何人ほどが同時に座ることが多いのかを考えた上で選ぶ必要があります。

リビングソファは内部構造にも注目して選ぶ

家族が多いとリビングソファの利用頻度も高くなります。長く使えるように、デザインよりも耐久性を重視して選びましょう。リビングソファの内部構造に使われる衝撃吸収材やクッションを確認することもポイントです。

衝撃吸収材は大きく分けて、コイルスプリング（ポケットコイル）、ウェービングテープ、S字バネという3種類のものがあります。これらは改良も進んでおり、以前ほど吸収材ごとに大きな差はありません。

その中でも耐久性では比較的コイルスプリングが強く、やわらかさならS字バネ、コストパフォーマンスならウェービングテープ、など重視するポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。

またクッションについては、一人掛けソファと同様に、短時間でリラックスすることが目的なら羽毛素材、長時間座ってくつろぐ場合はウレタンを選ぶのが適しています。

リビングソファなら生地で選ぶという選び方もある

リビングソファの表面は張り地がされていますが、ソファを選ぶ際にこの部分をもっとも重視するという方もいるでしょう。

張り地は大きく分けて本革、合成革、布生地の3つに分けることができます。本革は通気性や耐久性に強い反面手入れが難しく、価格も高くなってしまいますが、価格の安い皮生地は汚れや摩擦に弱いなど、どの素材も一長一短な部分があります。使い方や予算に合わせて選ぶことが大事だといえるでしょう。